[原子力産業新聞] 2005年2月3日 第2269号 <1面>

[【1月31日共同】] 「安全対策は妥当」と報告

【1月31日共同】青森県六ヶ所村に日本原燃(同村)が計画するプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料加工工場について、同県の「安全性チェック検討会」は31日、「原燃の安全対策は妥当」とする最終報告をまとめた。

青森県議会は2月15日に開く全員協議会でMOX工場の安全性などについて討議、県は2004年度内に県民説明会や市町村長会議などの手続きを終える予定。これらを受け、三村申吾同県知事が立地の是非を判断する。

検討会は02年4月、同内容の報告書をまとめたが、原燃の使用済み核燃料貯蔵プール水漏えいに端を発する不正工事発覚などの影響で検討を中断。今年1月に再開し、不祥事を受けて原燃が始めた第3者外部監査機関による監査などが、MOX工場にも適用されることなどを追加することで合意した。

MOX工場は使用済み核燃料の再処理で出るプルトニウムとウランを、プルサーマル計画の原子力発電所で使う燃料に加工する施設。


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