[原子力産業新聞] 2005年2月3日 第2269号 <3面>

[ニュークネット] 昨年世界で6基運開

スイスを拠点とする「ニュークネット」によると、2004年中に、世界で6基の原子力発電所が運転を開始、1基が新たに建設を開始し、また、1基が6年ぶりに運転を再開した。

国際原子力機関(IAEA)のまとめでは、1月25日時点で、世界で441基・3億6742.2万kW(ネット出力)の原子力発電所が運転中、25基が建設中だ。

ニュークネットによると、2004年中に新たに運開したのは、日本の浜岡5号機(ABWR、138万kW)、秦山U―2(PWR、65万kW)、ウクライナのフメルニツキ2号機(VVER、100万kW)とロブノ4号機(VVER、100万kW)、韓国の蔚珍6号機(PWR、100万kW)、およびロシアのカリーニン3号機(VVER、100万kW)。

また、カナダのブルースA3号機(CANDU、80.5万kW)が1998年の停止以来、約6年ぶりに運転を再開した。  昨年、新たに建設を開始したのは、インドのカルパッカムに建設される、FBR原型炉(50万kW)。

一方、最後のGCRであるチャペルクロス2、3、4号機(各6万kW)が閉鎖、また年末をもってリトアニアのイグナリナ1号機(RBMK、150万kW)が運転を停止した。


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