[原子力産業新聞] 2005年2月10日 第2270号 <2面>

[日本原燃] 4建屋で設計変更等を実施

日本原燃は1月28日、ガラス固化体貯蔵設備の崩壊熱除去解析を再評価し、4建屋で改造工事や設計変更を実施すると発表した。

改造工事を実施するのは再処理施設の高レベル廃液ガラス固化建屋、第一ガラス固化体貯蔵建屋・東棟の2建屋、設計変更し建設するのは同・西棟及び特定廃棄物管理施設のガラス固化体貯蔵建屋B棟の2建屋。

保安院からの指摘に基づき再評価した結果、放射線遮蔽板の冷却空気抵抗に計算ミスがあり、固化体中心温度が500度、コンクリート温度65度の目標値を超えることが判明した。

同社では、開口部の拡大などの対応策を模擬試験により確認・実施するとともに、改善してきた品質保証システムの徹底を図る方針。


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