[サイクル機構] 技術成果展開事業を募集

核燃料サイクル開発機構はこのほど２００５年度先端原子力関連技術成果展開事業について開発提案の募集を開始した。

この事業は、同機構が保有する特許や実用新案を企業などが使用し、共同で実用化の研究開発を推進するもの。応募資格は国内企業で原則として中小企業。経営が安定し、技術開発能力と意欲があることが必要としている。

開発テーマは特に制限がなく、サイクル機構側の分担金は１件あたり５００万円以下で、かつ総開発費の５０％以下。開発実施期間は１年間、今年７月から開発開始の予定。採択は外部の有識者で構成する技術委員会が審議・検討、採択件数は７件程度を予定する。募集期間は３月３１日迄。

サイクル機構は今年１０月に独立行政法人日本原子力研究開発機構になるが、本事業は２００６年３月まで継続して実施する。