[原子力産業新聞] 2005年2月17日 第2271号 <2面>

[【13日共同】] 残り寿命13か月未満で交換

【13日共同】経済産業省原子力安全・保安院は14日、原子力発電所を持つすべての電力事業者に、検査時点で残り寿命13か月未満の配管の交換などを盛り込んだ、配管の必要肉厚管理の共通指針を今週中に通達する方針を表明した。同院の青山伸審議官が福島県議会エネルギー政策議員協議会で語った。

また、配管の必要肉厚を管理する規格を9月をめどにつくるよう日本機械学会に要請したことも明らかにした。

指針は規格ができるまでの暫定措置といい、減肉が予想される部位が検査対象。13か月ごとに実施する定期検査などで、配管の残りの寿命が、@13か月未満の配管は取り換えるA13か月以上2年未満は次回検査で取り換えるB2年以上5年未満は取り換え計画をつくる──などとしている。


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