[原子力産業新聞] 2005年2月24日 第2272号 <3面>

[オルキルト3コンソーシアム] サイトを供給者に引き渡し

AREVAとジーメンスからなる「オルキルオト3コンソーシアム」が、1日、フィンランドのオルキルオト原子力発電所建設サイトを、TVOから正式に引き渡しを受けた。

TVOは、同サイトで発電所建屋の掘削工事、冷却水トンネルの建設、道路整備、電気水道など、幅広い分野の準備作業を担当していた。AREVAとジーメンスの共同子会社のフラマトムANPは、原子炉部分を供給し、ジーメンス・パワー・ジェネレーション社はタービン等を供給する。

コンソーシアムへのサイトの引き渡しは、欧州加圧水型炉(EPR)初の建設に向けた第1歩。サイト責任者のB・レジャー氏は「現地の人々はこの計画に非常に関心を持っている。発電所の建設と今後の運転は、地域にとって大きなチャンスとみなされている」と述べた。


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