[原子力産業新聞] 2005年3月10日 第2274号 <3面> |
[デュークパワー社] デュークパワーがCOL申請計画デュークパワー社の最高原子力責任者のB・バロン氏は2月16日、同社に新規原子力発電所の建設・運転一括許認可(COL)申請を提出する計画があることを明らかにした。 新規発電所は、2015年頃に送電網に接続できる可能性もある。現在、原子炉設計を検討している段階にあり、GE社、WH社、AREVA社の新型軽水炉を検討中。 デュークパワー社は、将来の発電所計画が立てやすいため、早期サイト許可(ESP)よりも、サイト許可と建設・運転許可が一緒になっているCOLに力を入れていくとしている。 これは、ベースロード発電所の費用効果、信頼性、環境性などを検討した結果であり、「ガス価格の乱高下や、環境への懸念がある中で電力需要が増加しており、新規原子力発電を今後の選択肢とする理由」とし、「当社の顧客のニーズや環境、商業上の面を考慮すると、新規原子力発電所が長期的には最良のオプションであることが判った」とバロン氏は述べている。 「デュークパワーは、まだ建設を決めたわけではないが、新規原子力発電所が、顧客にとって最良のオプション」と述べた。 新規原子炉の建設にとって2つの大きな障害は、建設遅延と費用超過といったプロジェクトに関連するリスクと、デュークパワー社株主への短期的な財政面のリスクの2点だという。 |