[原子力産業新聞] 2005年4月14日 第2279号 <3面>

[米DOE] ロシアの生産炉閉鎖で米加協力 カナダが拠出へ

 S・ボドマン米エネルギー省(DOE)長官は3月30日、カナダのP・ペティグルー外相との間で、ロシアで運転中の最後の軍事用プルトニウム生産炉閉鎖に関わる協力覚書に署名した。カナダは、DOEの兵器用プルトニウム生産削減計画に700万ドル(約7億6000万円)を拠出する。

 同計画は、ロシアの生産炉を永久に閉鎖し、火力発電所で置きかえることを目的としている。シベリアの2地域にあるロシアのプルトニウム生産炉は、同地域に熱と電力を供給しており、ロシア政府は、代替エネルギー供給を条件に、炉の閉鎖に同意している。


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