[原子力産業新聞] 2005年4月21日 第2280号 <1面>

[原産] 第38回原産年次大会 柏崎・新潟両市で開催

 「原子力50年―安全と信頼の新たな段階を目指して」を基調テーマに、第38回原産年次大会が、18日に柏崎市で、19日には新潟市でそれぞれ開幕した(=写真)。開会にあたって西澤潤一原産会長は、最近の原子力関連の事故と不祥事を振り返り、「いくら技術がしっかりしていても、それを取り扱う管理が不十分だと、その設備の稼働は完成されたものではない」と述べ、国民の信頼を得るためには「ソフトウェアとハードの一体化」が重要と挨拶。一方、開催地を代表して会田洋・柏崎市長は、「『安全』はもとより『安心』をどう構築できるのか」、原子力産業関係者が「立地点の心情に思いを巡らせて見る必要がある」と指摘した。


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