[原子力産業新聞] 2005年4月21日 第2280号 <1面>

[原産] 原産年次大会 文科副大臣「基幹技術として推進」

 来賓として挨拶した文部科学省の小島敏男副大臣は、同省が原子力を「我が国の存立基盤をなす重要な研究開発分野」として、国が責任を持って戦略的に行うべき「基幹技術」の一つとして位置づけると強調。高速増殖炉サイクル技術の研究開発を着実に進めるとともに、「もんじゅ」の改造工事の準備を精力的に進めていると述べた。

 立地を巡って膠着状態にあるITERについては、先週、中山文科大臣とEUのポトチュニク委員との協議が行われ、「大きな成果」があったと紹介。六極の協力により、今年7月のG8サミットまでに、ITERの建設地について国際合意に達するため、政治レベルでのイニシアティブを取っていくと意欲を表明した。


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