[原子力産業新聞] 2005年4月21日 第2280号 <3面>

[中国] 15年以内に原子力40基を建設計画

 6日付中国の「人民日報」によると、国防科学技術工業委員会の系統工程司(システムエンジニアリング担当部門)の張福宝副司長は6日、中国原子力発電の市場・技術に関するシンポジウムで、十五年以内に原子力発電ユニット40基を建設する計画を明らかにした。発電総容量は3600万〜4000万kWで、中国の発電総容量の4%程度になる見込み。中国の原子力発電政策が、これまでの「適度な発展」の戦略から、「積極的な発展」に舵を切ったことを示すものだとしている。

 張副司長によると、広東省の嶺澳第二原子力発電所、浙江省の秦山第二原子力発電所拡張事業、広東省の陽江原子力発電所、浙江省の三門原子力発電所の建設が、国の認可済みまたは審査中だ。

 中国の原子力発電所の昨年の総発電量は504億6900万kWh、全国の総発電量の2.3%を占めた。


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