[原子力産業新聞] 2005年4月28日 第2281号 <1面>

[原子力委] 来年度重点施策決める

 原子力委員会は26日の定例会議で2006年度原子力関係施策の重点化の方向性を決定した。品質保証体制や高経年化対策の充実、核燃料サイクル技術の開発など8項目を掲げた。

 8項目は、@安全確保活動に対する国民の信頼回復のため、事業者は労働安全を含むリスク管理及び品質保証体制の充実を図り、国は安全規制が効果的・効率的になるよう取組むA高経年化対策の充実を図り、プルサーマル計画を推進し、バックエンド事業を進め、改良型軽水炉の開発を進めるB高速増殖炉とその核燃料サイクル技術の研究開発を進めるC放射線が様々な分野で効果的に利用されるよう所要の措置を講ずるD基礎・基盤研究推進のため加速器や原子炉を維持・整備するE第一級の研究分野での国際COE化など国際協力を進めるF国際的な核不拡散体制の強化に向けた議論などに積極的に参加するG国は立地地域と事業者の共存共栄の取組みを支援する――など。


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