[原子力産業新聞] 2005年4月28日 第2281号 <2面>

[原子力安全委分科会] 研究所からの廃棄物規制を検討

 原子力安全委員会の放射性廃棄物・廃止措置専門部会放射性廃棄物分科会は5日、第18回会合を開催し、「研究所等から発生する放射性固体廃棄物の浅地層処分の安全規制に関する基本的考え方」について検討に着手した。

 RI・研究所廃棄物のうちRI使用施設等からの放射性廃棄物の浅地層処分の安全規制については基本的考え方が取りまとめられているが、同一の処分場に処分することが検討されている研究所等廃棄物についての基本的考え方は未検討。

 今回分科会では、委員に対して実施したアンケートの回答内容を踏まえて、意見交換した結果、「原子炉等規制法と放射線障害防止法の二重規制の問題を何とかすべきだ。引き続き議論していく必要がある」、「発生源別ではなく処分形態毎の検討をすすめることが実際的だ」等の指摘があった。

 今後、分科会は6か月程度の検討期間で報告書を取りまとめる予定。


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