[原子力産業新聞] 2005年5月12日 第2282号 <1面>

[原子力安全・保安院] 臨界事故評価を依頼 MOX加工施設で

 経済産業省原子力安全・保安院は10日、日本原燃に対し、「核燃料物質加工事業許可申請書(MOX燃料加工施設)に係る仮想的な臨界事故の評価」の提出依頼を行った。

 これは、原子力安全委が02年4月に「ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料加工施設安全審査指針」を決定した際、安全審査とは別に、「仮想的な臨界事故に対する安全性を、念のため確認するのは意義のあること」と指摘したことなどを受けての措置。

 保安院ではそれらを踏まえ、MOX燃料加工施設に対する安全審査とあわせて、事業者が自主的に行った仮想的な臨界事故の評価について、「念のために確認する」こととし、同日原燃に対して依頼を行ったもの。


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