[原子力産業新聞] 2005年5月12日 第2282号 <3面>

[米デューク社] 全米5位電力に シナジー社を買収

【ニューヨーク9日共同】米電力・ガス大手のデューク・エナジーとシナジーは9日、デュークがシナジーを90億ドル(約9500億円)で買収、合併することで合意した。2社合計の顧客数は540万人に上り、電力は米で5位以内、天然ガスで北米最大の巨大エネルギー企業となる。

 デューク・エナジーは南部を地盤とし、北米のほか中南米などで電力・ガス事業や不動産業を展開。中西部を地盤とするシナジーは石炭火力発電が主力。合併により、二酸化炭素の排出量が少ないガス火力発電を推進する狙いもある。

 買収はシナジー株1株に対し、デューク株1.56株を割り当てる株式交換方式で実施。合併後は従業員計約3万人のうち、早期退職などで約1500人を削減する方針。


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