[原子力産業新聞] 2005年5月19日 第2283号 <3面>

[イラン国会] 原子力推進法案を可決

【テヘラン15日共同】イラン国会は15日、政府に対し核燃料サイクルを含む原子力の平和利用の推進を求める法案を可決した。護憲評議会が承認すれば、成立する。国営テレビが伝えた。同法案は、出席議員205人中、188人が賛成。2000万kWの原子力発電に向け「核燃料サイクルを含む核技術の使用を可能にするため行動を起こすよう義務付ける」としている。

 英国など欧州3か国との核協議が停滞する中、イランは核開発への強い意思を強調。今月下旬に開催見通しの3か国との外相級協議を前に、欧州に対し揺さぶりをかけ始めた。


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