[原子力産業新聞] 2005年6月16日 第2287号 <4面>

[日立造船] キャニスターを完成・納入 TN社の米オコニー発電所向け

 日立造船はこのほど、米国のトランスニュークリア社(TN社)向けキャニスター(=写真)15基を完成、納入した。/P>

 今回、納入したキャニスターは、サウスカロライナ州のオコニー原子力発電所での使用済み原子燃料を貯蔵する予定。

 一基あたりの大きさは、長さ5メートル、直径1.7メートルのステンレス製で、内部は格子状となっており、燃料集合体を24体収納できる構造となっている。

 米国の原子力発電所はPWR(加圧水型軽水炉)が主流。同社は、米国向けのキャニスター140基(うち40基がTN社向け)の納入実績があり、高品質の製品製造技術や厳しい納期をクリアした点が高く評価されている。

 同社では今後も、PWRに適合するキャニスターならびに貯蔵キャスクの拡販に取り組んでいくとしている。


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