[原子力産業新聞] 2005年7月7日 第2290号 <1面>

[原子力安全委] 電発・大間原子力発電所 10月19日に2次ヒア開催

 電源開発の大間原子力発電所(=写真)建設計画について、同計画の安全審査を進める原子力安全委員会は4日、原子炉の固有の安全性について地元住民の意見等を聴取する公開ヒアリングを、10月19日に大間町の「北通り総合文化センター『ウイング』」で開催すると発表した。

 同ヒアリングで意見を陳述できるのは、青森県下北郡の大間町、風間浦村、佐井村、青森県むつ市および、津軽海峡を挟んで隣接する北海道函館市に3か月以上在住する、満20歳以上の住民。出された意見は、安全審査の参考にする。

 大間原子力発電所は、世界で初めて全炉心でのMOX燃料利用も念頭に置いた改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)で、出力はわが国最大級の138.3万kWとなる予定。電発では06年8月の着工、12年3月の営業運転開始を目指している。


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