[原子力産業新聞] 2005年7月7日 第2290号 <3面>

[米投資家] 原子力投資に前向き 米エネ産業に積極投資

 米著名投資家で全米第2位の富豪でもあるW・バフェット氏はこのほど、ウォールストリート・ジャーナル紙とのインタビューで、米国のエネルギー産業へ積極的に投資していく姿勢を示し、「大気汚染を引き起こさない新世代の原子力発電所への投資も除外しない」と前向きの姿勢を示した。

 投資会社バークシャー・ハサウェイを率いるバフェット氏は、米電力業界を「有望」として、以前表明していた100億〜115億ドル(1兆1000億〜1兆2700億円)を超える額を、米エネルギー産業につぎ込みたいと表明。

 同氏は、米電力会社のパシフィック・コープを英国のスコティッシュ・パワー社から、51億ドル(5600億円)で購入することを計画しており、今後、送電網への投資を通じて、電力信頼性の向上を図りたいとしている。


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