[原子力産業新聞] 2005年7月7日 第2290号 <3面>

[中国] 独自の核融合実験炉を計画 今秋実験装置も完成

【北京1日共同】1日の新華社電によると、中国が独自に熱核融合実験炉の建設を計画していることが分かった。中国は国際熱核融合実験炉(ITER)計画にも参加、将来のエネルギー源の研究を進める。

 新華社電によると、中国では410年以上前から熱核融合の研究を開始。中国科学院のプラズマ物理研究所を中心にした研究チームが約2億元(約27億円)を投入して建設中の超電導トカマク実験装置が年末までに完成の予定。世界最高の技術水準に達しており、炉内温度一億度などを実現する見通しという。


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