[原子力産業新聞] 2005年7月21日 第2292号 <2面> |
[東北大学] 原子力安全で公開講座開催 社会人対象に8月3日から東北大学は8月3日から5日まで、宮城県仙台市の同大大学院工学研究科総合研究棟一階講義室で、社会人を対象とした公開講座「原子力安全セミナー」を開催する。 同セミナーでは、広く原子力安全についての技術的背景と学術的な基盤の現状を紹介。発電の仕組みから、高経年化対応技術、さらには燃料の再処理ならびに放射性廃棄物の処分について一貫した流れを講義するとともに、原子力安全の規制ならびに定期的安全レビューについてもその概要を講義する。また、最終日にはパネル討論も予定されている。 講義内容は、「貴重なるエネルギー源、原子力発電」(庄子哲雄氏・東北大)、「燃料サイクルと将来型炉」(野村茂雄氏・サイクル機構)、「リスク管理と国際基準」(中田俊彦氏・東北大)、「リスク評価と多重障壁・深層防護」(北村正晴氏・東北大)、「放射性廃棄物の処分」(新堀雄一氏・東北大)、「原子力安全規制」(青木昌浩氏・原子力安全・保安院)、「原子炉設備の健全性について」(鈴木俊一氏・東電)、「高経年化対応技術T中性子照射劣化」(福谷耕司氏・原子力安全システム研究所)――など。 講習料は2万8000円(3日間)。問合せは、同大教務課大学院教務係(電話022ー795ー5820、Eメールeng-in@bureau.tohoku.ac.jp)まで。詳細は、同公開講座HP(http://www.eng.tohoku.ac.jp/php/eng/edu/education.php?menu=koukai)に掲載。 |