[原子力産業新聞] 2005年9月1日 第2297号 <2面> |
[原産] 原子動力研究会が年会開く 40余年の歴史に終止符日本原子力産業会議の原子動力研究会(会長・大山彰東大名誉教授)は8月26日、原産会議室(東京・港区)で年会を開催し、04年9月〜05年8月の年度研究成果報告を行った。同研究会は、原産改革に伴い、本年会をもって活動に終止符を打つ。 原子動力研究会は、電中研の専門部会を原産に引き継いで、58年に現在の形として発足、わが国の原子力発電導入に向け、米国等の文献調査を手がけてきた。傘下の研究グループ改組を経ながら、近年では、電力会社、メーカー等から若手技術者を集め、企業、研究機関の中堅クラスからなる幹事団の指導の下、調査研究、情報交換および研修等を行う人材育成を主体とするようになっている。 年会の冒頭、大山会長は、「これまで7500名を越える方々が参加。若手研究者・技術者の『学校』としての役割を果たしてきた」と、研究会の四十余年の歴史を振り返るとともに、今後も原子力開発に役立つため、安全確保の努力、正しい原子力知識の普及と、若手技術者による技術の継承とさらなる発展が大切だと訴えた。 |