[原子力産業新聞] 2005年9月1日 第2297号 <3面>

[中国] FBR実験炉で原子炉容器搬入

 中国原子能科学院が建設を進めている高速増殖炉実験炉(CEFR、=写真)の建設現場では、8月11日、原子炉容器の建屋内への搬入が行われた。

 趙志祥院長の合図で、直径8m余り、重さ90トンの炉容器が、450トンの大型クレーン車で約20分をかけ、高さ16.8mの搬入口台へ順調に搬入された。

 CEFRはタンク型で熱出力65MW、20MWの発電も行う。2002年末に建屋が完成、2003年4月から機器据付けを開始した。臨界は、2005年末の予定が大きくずれ込み、2008年中の予定。建設費は約14億元(192億円)で、「ハイテク国家プロジェクト」から資金が出されている。


Copyright (C) 2005 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.