[原子力産業新聞] 2005年9月29日 第2301号 <2面>

[原子力学会] GLOBAL2005を開催

 国際会議「GLOBAL2005――世界の持続的発展のための次世代の原子力エネルギーシステム」が10月9日〜13日、茨城県つくば市のつくば国際会議場(エポカルつくば)で日本原子力学会の主催により開催される。約30か国・機関から約500名が参加の見込み。

 同国際会議は、革新的な原子力システムに関する話題を中心に、93年に米シアトルで第1回が開催されて以来、仏、日、米で2年おきに開かれているもの。第七回となる今回の会議では、石油が70ドル/バーレルの中での原子力を採鉱、濃縮、再処理、発電、廃棄物処分までのトータルで考える。近藤駿介・原子力委員会委員長、ソコロフ・IAEA事務次長(原子力開発担当)、「アトムズ・フォー・ピース」を提唱した米国第34代大統領の孫娘S・アイゼンハワー氏などの講演や発表が予定されている。

 また同会議は10日に、一般の人を対象とした特別企画(参加は無料)を行う。同時期に開催のつくば市、つくば市教育委員会主催による「つくば科学フェスティバル2005」との連携企画によるもので、会議開催の地元つくばの生徒や一般市民に、世界が真剣に原子力の問題に取り組んでいることを知ってもらうとともに、教育委員会の展示や特別講演などを行う。

 問合せは、同国際会議実行委員会事務局(電話 029−267−4141(サイクル機構))まで。詳細は、http://www.global2005.org/に掲載。


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