[原子力産業新聞] 2005年9月29日 第2301号 <1面>

[WNA総会] 「原子力で明るい未来」と講演 ボウマンNEI理事長

 NEIのS・ボウマン理事長は、ロンドンで開かれた世界原子力協会(WNA)総会で、アイゼンハワー大統領の「アトムズ・フォー・ピース」演説を引き合いに出し、「二酸化炭素排出の制約がある中、ベースロード電力需要を満たすために、新規原子力発電所を2010年頃に起工し、二〇一四年に商業運転を開始、2015年以降は量産に入りたい」と語った。

 8月に成立したエネルギー政策法が、多くの投資刺激策と、許認可の遅延に備える保険を提供しており、新規原子力発電所建設に向けた基礎づくりが可能としている。ボウマン氏は、将来のエネルギー政策のオプションを示し、「持続可能な形でエネルギー開発が維持され、銃弾で戦うことなく、原子力をはじめとする科学技術を利用して貧困や病気、そして環境の荒廃と戦うもっと明るい世界が待っている」と述べた。


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