[米保健物理学会] 低レベル廃棄物規制の見直し求める

　米保健物理学会（ＨＰＳ）が、低レベル放射性廃棄物に関する連邦規制の「完全かつ組織的な見直し」を求める声明を出した。低レベル廃棄物政策法は、処分サイト開発に向けた地域協定の枠組みを制定したが、いまだに新規処分サイトは開設されていない。

　「現行の規制の枠組みは、最低レベルの放射性廃棄物の処分に対して過剰な制約条件を課しており、医療、研究、エネルギー生産、技術分野での放射性物質の利用を妨げている」とＨＰＳは指摘。低レベル廃棄物は、貯蔵ではなく、処分が最適かつ安全な長期的対策と指摘。同法の修正等を求めている。