[原子力産業新聞] 2005年10月13日 第2303号 <1面>

[青森県] 「国際核融合センター」立地受入れ

 青森県の三村申吾知事は12日、国会内に中山成彬・文部科学大臣を訪ね、六ヶ所村における「国際核融合エネルギー研究センター」の立地要請の受入れを伝え、協力を要請した。

 三村知事は、「青森県は日本が準ホスト国としてITER計画に貢献していく中で、幅広いアプローチを立地したいと考えており、要請をお受けしたい。今後、国際合意の下に施設の早期建設と運営が開始され、世界から多数の研究者が集う、魅力ある施設となるよう要望するとともに、県としてもプロジェクト成功に向け、六ヶ所村などとの協力を推進する」とした。

 これに対し中山大臣は、「幅広いアプローチ案は現在、EU側とも鋭意検討しているが、世界の研究者にとって魅力あるものとなるよう、今後とも地元の支援をお願いしたい」と応じた。

 青森県は先月30日の立地要請を受け、今月5日に県議会が圧倒的多数により早期実現を決議、7日には六ヶ所村も村議会全員協議会で同様の決議を行い、要望書を県に提出していた。


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