[原子力産業新聞] 2005年10月13日 第2303号 <2面> |
[文科省・経産省] 原子力の日 ポスターが決まる文部科学省と経済産業省は5日、10月26日の「原子力の日」ポスターコンクールの受賞作品を発表した。 第12回となる今回は、子供部門2804点、一般部門2505点、学校参加特別賞に小学校211校、中学校125校の応募があった。子供部門から文部科学大臣賞に選ばれた島田千聖さん(6歳、徳島県、小学生)と、一般部門から経済産業大臣賞に選ばれた稲岡由美子さん(43歳、北海道、主婦)の両作品は、「未来へつなぐ原子力。」というキャッチフレーズを入れて「原子力の日」のポスターとして全国の主要新聞への掲載や、駅や車内広告に掲出される。 各賞はこのほか、子供部門から優秀賞2点、佳作3点、入選3点、一般部門から優秀賞2点、佳作4点、入選2点が受賞。また、学校参加特別賞として5校の小・中学校が選ばれた。 文部科学大臣賞の島田さんは、夜の遊園地で観覧車などに乗った時の楽しさを思い出しながら作品を描いたという。一方、経済産業大臣賞の稲岡さんの作品には、「明るく平和な世界が未来へ引き継がれていくように」という願いが込められている。 審査委員長を務めたグラフィックデザイナーの永井一正氏は島田さんの作品について、「希望や明るさ、夜でも原子力発電の明かりのお陰で皆が楽しく過ごせるんだということが端的に表れている」と講評。また、稲岡さんの作品については、大木をとりまいて遊んでいる子供達の顔と電球の風船の顔が非常によく似ているのが面白いとして、「ニコニコした明るさと楽しさがこちらに伝わってくるような感じがして上手い絵だと思う」と評している。 |