[原子力産業新聞] 2005年11月10日 第2307号 <3面>

[IAEA] 人事制度について

 基本的には国連の人事制度と共通であるが、@新卒採用は行わないA空席ポスト毎に公募し応募者の中から採用B原則的に任期付きの雇用契約――などが特徴。職員は専門職(P、D)と一般職(G)に分かれ、専門職は世界中から公募される。定年は62歳。

 専門職は、P1(新卒)〜P5(課長級)、D1〜2(部長級)に分かれる。P1ポストはほとんどなく、ほとんどがP3(課長補佐級)以上のポスト。

 IAEAは80年代後半以降、終身雇用(「ロングターム」契約)の職員を極力減らす方針であり、雇用期間が5〜7年の「フィックスト・ターム(任期付き雇用)」契約。IAEAに採用される人は、契約終了後の身のふり方を応募前から考えておく必要がある。

 IAEAに応募を希望する人は、IAEAホームページに掲載されている空席情報(recruitment.iaea.org/phf/p_vacancies.asp)から希望ポストを探し、応募することになる。日本原子力産業会議も「国連機関応募の勧め」のホームページ(www.jaif.or.jp/ja/iaea/index.html)など、応募者への支援・相談を行っているので、利用されたい。(喜多智彦記者)


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