[原子力産業新聞] 2005年11月17日 第2308号 <1面>

[総合科技会議調査会] エネルギー分野座長に薬師寺氏

 総合科学技術会議の基本政策専門調査会(会長=阿部博之・東北大学名誉教授)は9日、第14回会合を開催、第3期科学技術基本計画の答申素案や分野別推進戦略プロジェクトチーム(PT)の運営方針について審議した。エネルギー分野の推進戦略PTの座長には薬師寺泰蔵議員・慶應義塾大学客員教授が就任、今月中にも初会合を開き、来年3月末までに戦略案をまとめる。

 第3期科学技術基本計画(06〜10年度)は政府研究開発投資の目標を残して、答申素案がほぼまとまりつつある。重点推進四分野は第2期に引続きライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー・材料で、エネルギーは製造技術、社会基盤、フロンティアとともに推進四分野。

 同調査会では、これら8分野における重要な研究開発課題の選定、選定課題の政策目標とその達成に至る道筋、官民分担を含めた推進方策の設定などを審議するため各分野毎に推進戦略PTを設置、近く8分野それぞれの審議を開始する。PTメンバーは座長が他の総合科学技術会議有識者議員および外部専門家から主査とともに指名。必要に応じより専門的な審議を行うためワーキンググループも設けるとともに、外部の関係者からも意見を聴く。


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