[原子力産業新聞] 2005年11月17日 第2308号 <2面>

[中国電力] 上関地点 自治体が調査再開容認

 中国電力・上関原子力発電所1、2号機建設に係わる詳細調査のうちのボーリング調査(陸域)の一部で、山口県へ提出された環境保全計画通りの措置が講じられていなかった問題について、山口県の綿屋滋二副知事は15日、県庁で同社の山下隆副社長に、調査再開を認める文書を渡した。

 中国電力は10月28日、同問題に対する原因及び再発防止策などを取りまとめた、「上関原子力発電所詳細調査問題総点検報告書」を山口県へ提出。これを受けた県では報告書を精査し、結果適当と判断したため、調査再開に異存はないとした。


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