[原子力産業新聞] 2005年11月24日 第2309号 <2面>

[原子力安全・保安院] 関電と重工に厳重注意

 原子力安全・保安院は16日、関西電力・美浜発電所3号機二次系配管破損事故の修繕工事において、配管部品の刻印に一時不適切な修正がなされた件に関し、関電と受注者の三菱重工業に対し厳重注意するとともに、来月7日までに原因調査結果と再発防止策の報告を求めたと発表した。

 不適切な修正は今年2月、三菱重工の作業員が配管部品を誤って接続、その部品の製造番号の刻印を改ざんしたというもの。その後、関電の検査員が不自然な刻印を指摘、接続をやり直した。保安院では関電も措置の記録や再発防止策に不備があったとしている。


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