[原子力産業新聞] 2005年11月24日 第2309号 <3面>

[ロシア原子力庁] 新長官にキリエンコ元首相

 ロシアのフラコフ首相は15日、ロシア連邦原子力庁の新長官に、元首相でボルガ連邦管区大統領全権代表のS・キリエンコ氏(=写真)を任命した。

 キリエンコ氏は1962年グルジア生まれ。ゴーリキー鉄道運輸工科大学の造船学部を1984年に卒業。84〜86年の軍務を経て、原子力船を製造する造船所で所長を務めた。

 同氏は、1997年に燃料・エネルギー省第一次官、1998年にはエリツィン大統領の下で首相を務めた。1999年、ロシア下院議員に選出され、2000年にボルガ連邦管区大統領全権代表となった。

 2001年から長官を務めていたルミャンツェフ氏について、公式には「他の職に移るため、任を免ずる」と発表されているが、ロシアのマスコミは、同氏には外交官の地位が用意されるのではと報じている。


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