[原子力産業新聞] 2005年12月1日 第2310号 <4面>

[放医研] ATOMKI・広大と関係強化

 放射線医学総合研究所はこのほど、ハンガリーのハンガリー原子核研究所(ATOMKI)と生物物理学、放射線医学、加速器物理学、プラズマ物理学、材料研究など幅広い研究分野において、協力関係を強化する覚書を締結した。

 両機関はすでに、イオン源などで共同研究を進めてきたが、今回のより進んだ協力関係の構築により、開発経費を抑制しながら装置開発を迅速に進める計画。協力活動は科学情報の交換、科学者及び専門家の相互派遣、職員の研究など。

 ATOMKIは東欧を代表する原子核物理学の研究拠点で、PET研究センターなど放射線医学利用のための研究施設も有する。

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 放射線医学総合研究所と広島大学は11月16日、放射線影響、被ばく医療、がん治療など幅広い分野で教育・研究協力を推進する協定を締結したと発表した。

 具体的な共同研究や共同事業は教育・研究及び診療、教職員・学生及び研究生の交流、研究資料・刊行物及び研究情報の交換などに関する事項。両者は国の中央防災会議の定める地域3次被ばく医療機関に指定されており、協定により一層高度な研究成果を目指す。


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