[原子力産業新聞] 2006年1月12日 第2314号 <2面>

[日本原燃] アクティブ試験計画書を提出

 日本原燃はこのほど六ヶ所再処理施設のアクティブ試験計画書を経済産業省に提出した。試験は5つのステップで17か月間を予定、合計約430トンの使用済み燃料を使用する。

 同社は今月7日からウラン試験の最終ステップである総合確認試験を開始。アクティブ試験は来月開始の予定で、保安院による同計画の審査を受けるとともに、事前に地元自治体と安全協定を締結する。

 アクティブ試験は環境への放出放射能量、核分裂生成物の分離性能、ウランとプルトニウムの分配性能、液体廃棄物・個体廃棄物の処理能力などを確認する。第1ステップで2種類の燃焼度のPWR燃料約30トンを使用し、せん断・溶解運転性能、分離・分配性能、ウランとプルトニウムの精製性能などを確認。第2ではPWRとBWR燃料合計60トンを使用し、脱硝性能、液体および気体廃棄物放出量確認試験などを行う。

 第1、第2とも終了後に安全性を評価するホールドポイントを設け、その後、第3〜第5ステップで合計340トンを使用した本格試験を行う。


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