[原子力産業新聞] 2006年2月2日 第2317号 <1面>

[六ヶ所再処理施設総点検に関する検討会] アクティブ試験が可能と判断 日本原燃の報告受け品質保証体制は妥当と評価

 総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会核燃料サイクル安全小委員会の六ヶ所再処理施設総点検に関する検討会は1月26日、第18回会合を開催、日本原燃が同日提出した「再処理事業所設計等に関する点検結果の報告」について審議し、同報告内容を了承した。これにより同検討会としては、日本原燃の品質保証体制がアクティブ試験に入れる段階にあると判断したことになる。

 報告は、昨年10月の保安院による「総点検で整えた体制により、アクティブ試験までに原点に立ち返り点検を行うこと」との指示に基づくもの。

 同社では今回、@設計を中心とした施設点検A不適合等の処理状況確認B品質保証体制の実施状況確認―などを実施。施設の健全性に影響を与える設計ミス等がないこと、不適合等の是正処置・予防処置等の仕組みが適切に機能し処理されていること、品質保証体制では一部改善の余地はあるが有効に機能していることなどを確認した。また、常に一段階高い目標を目指した改善活動を継続的に展開していくとしている。


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