[原子力産業新聞] 2006年2月16日 第2319号 <2面>

[経産大臣] 米国のGNEP提案を高く評価 二階大臣会見で

 二階俊博・経済産業大臣は10日の記者会見で、6日に米エネルギー省(DOE)が発表した国際原子力エネルギーパートナーシップ構想(GNEP、本紙先週号3面参照)について、「エネルギーの安全保障や地球環境問題に対応していく上で、原子力発電の重要性が再認識された結果、提案されたもの」と高く評価した。特に米国が消極的だった核燃料サイクルに積極的に取り組む姿勢に転じたことは、「大変喜ばしい」とし、我が国としては、この構想に日本がどのような貢献ができるか、「専門家レベルで検討を進めていく」と述べた。

 二階大臣はまた英国とも、エネルギー問題をテーマとするフォーラムを立ち上げ、「研究の成果を分かち合っていく、そして協力し合う」場を作りたいとの考えを示し、事務当局に具体的な取り組みや日程の調整等を指示した。


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