[原子力産業新聞] 2006年2月23日 第2320号 <3面>

[ブルガリア] ベレネ原子力発電所計画に2グループが入札

 ブルガリア電力公社(NEK)は2月1日、ベレネ原子力発電所(PWR、100万kW級×2基)の建設再開計画への入札者から、建設計画の詳細を受領したと発表した。今後NEKは、約6か月をかけて2件の入札を評価・検討する。

 入札しているのは、@ロシアのアトムストロイエクスポルト社と仏フラマトムANP社のグループAチェコのスコダ・プラハ社、米シティバンク、伊ウニクレディト、チェコのコメルチニ銀行によるグループ――の2つのコンソーシアム。両グループとも、既存の機器をそのまま流用することを提案している。なお、運転開始は1号機が2011年、2号機が2013年を予定している。

 ベレネ発電所は1984年に建設が開始されたが、住民の反対や資金難、また耐震面での問題などから1990年以降、建設工事が中断されていた。1号機の工事進捗率は約65%。


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