[原子力産業新聞] 2006年3月9日 第2322号 <2面>

[保安院] 3号機の耐震安全性も妥当 女川で評価示す

 原子力安全・保安院は1日、東北電力の女川原子力発電所3号機の耐震安全性は確保できるとの報告に対し、同報告を妥当とする評価結果を発表した。

 東北電力の同3号機に関する報告書は今年1月20日に保安院に提出していた。保安院では2号機と同様に同社の耐震安全性の評価手法と評価結果の妥当性について検討するとともに、クロスチェックによる検証を実施。今回の地震や想定宮城県沖地震に対しても建屋、安全上重要な機器や配管、原子炉建屋の基礎地盤などで耐震安全性が確保されると評価した。

 女川2号機はすでに今年1月19日から発電を再開しているが、今回の保安院の判断により、3号機も地元自治体の了解を得た上で、近く運転が再開できる見通し。同社では1号機も報告の準備を進めている。


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