[原子力産業新聞] 2006年3月9日 第2322号 <2面>

[放医研・長崎大] 協力協定を締結

 放射線医学総合研究所と長崎大学はこのほど、「教育、研究及び診療等の協力に関する協定」を締結した。「教育、研究及び診療活動の一層の充実を図るとともに相互の教育研究協力を推進し、その成果をわが国の放射線分野の発展・継承に寄与すること」が目的で、有効期間は締結日から2010年3月31日まで。

 協定の主な協力分野は、放射線影響、被ばく医療、癌治療など関連で、具体的には、@教育、研究及び診療に関することA教職員、学生及び研究生の交流に関することB研究資料、刊行物及び研究情報の交換──などを行う。将来のアジアにおける原子力エネルギーの増大を見据え、国際的緊急被ばく医療の教育ネットワーク構築の共同開発も検討する。

 長崎大学の「原爆後障害医療研究施設」は、広島大学原爆放射線医科学研究所とともに、国立大学に設置されている放射線の人体影響研究の中核機関。


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