[原子力産業新聞] 2006年4月20日 第2328号 <1面>

耐震安全等で安全委に要望書 石川、新潟県

石川県と新潟県は13日、原子力安全委員会に耐震設計審査指針の早期改訂などを求める要望書を提出した。耐震安全性による北陸電力志賀2号機運転差し止め判決を受けたもの。

石川県は、谷本正憲県知事名で、原子力発電所の安全性に県民の理解が深まるよう積極的な広報活動も合わせて訴えた。

一方、新潟県も、耐震指針の早期見直しを強く要請するとともに、既設炉の耐震安全性についての説明を求める要望書を、泉田裕彦県知事、会田洋柏崎市長、品田宏夫刈羽村長の3者連名により安全委に提出した。

安全委では、耐震設計審査指針改訂に資する報告書の今月末取りまとめに向け、鋭意審議を進めているほか、改訂新指針に基づき既設炉についても安全性を確認する方針を示している。


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