[原子力産業新聞] 2006年4月28日 第2329号 <1面>

保安部会 最適保全を模索 官民が保守管理ルール

総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会の検査の在り方に関する検討会は21日、第16回会合を開催、2つのWGの検討状況について報告を受けた。

保守管理検査WGは事業者の保守管理のルールや実施方法等を明確化し、その適切性を規制当局が確認する手法を検討中。これまでの合意事項は、@「保全プログラム」を基礎とした保守管理を実施A同プログラムには停止中や運転中に実施される全ての保全活動を含むB同プログラムは時間計画保全、状態監視保全などの最適な組み合わせで構成し、事業者が策定するC規制当局は同プログラムの妥当性について事前に確認する―など。

一方、保安活動検査WGは事故・トラブルの未然防止を促す検査の在り方を検討中。これまでの合意事項は、@国は事業者の保安活動(保守管理を含む)全体を対象に一貫した検査を目指すA事業者の保安活動水準を統一的に把握することが必要B事業者の評価改善活動を促す検査の充実が必要―など。


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