[原子力産業新聞] 2006年5月18日 第2331号 <4面>

がん治療研究で協定締結 放医研と群馬大

放射線医学総合研究所と群馬大学はこのほど、重粒子線がん治療研究のための包括的連携協定を締結した。同大学は放医研が開発した普及型HIMACの実証機を設置、09年度には同機による治療を開始する計画。

協定は共同研究や人材育成の推進、研究者の相互交流、施設の相互利用など。特にこれまで放医研が担ってきたHIMACを活用できる医師や放射線技師等の育成を群馬大と連携して行い、普及型HIMACの全国展開に伴う人材ニーズに応える方針。

群馬大は放射線の医学利用を重点的に推進しており、放医研とも長年協力してきた。


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