[原子力産業新聞] 2006年6月1日 第2333号 <1面> |
脱石油をめざして提言 工学アカデミーなど日本学術会議材料工学委員会、日本工学アカデミーらは5月26日、東京・港区の日本学術会議講堂で公開シンポジウム「エネルギー・環境と人類の未来――日本の脱石油戦略を考える」(=写真)を開き、最後に提言を取りまとめた。 文明史上、最も人類にとって使いやすい常温で液体燃料である石油の生産ピークがすでに過ぎたとの認識がベースとなっている。 提言では、「資源・エネルギー国家戦略司令塔」の設置を提案。文明史的転換期への認識共有、省エネ・再生可能エネルギー依存型経済への転換、エネルギー供給源の多様化、全世界の民族・地域への主張発信などを行うべきだとしている。 |