[原子力産業新聞] 2006年6月1日 第2333号 <2面>

FBR実用化加速ケース示す 原子力機構が部会に提示

日本原子力研究開発機構は5月24日、文部科学省の原子力分野の研究開発に関する委員会の作業部会にFBRサイクル実用化ロードマップの加速ケース案を示した。

原子力機構は15年以降の開発の進め方について、3ケーススタディーを実施、フェーズU最終報告書に盛込んでいる。今会合ではこの内の大型ナトリウム試験施設を用いて革新技術の実証試験を行う方策では、25年頃に、電気出力75万kWの実用化推進炉の運転開始が可能なことを示した。

報告書に盛込んだロードマップに比べ、同推進炉の運転開始が約10年早く、同150万kWの商用炉も45年には運転開始が可能としている。


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