[原子力産業新聞] 2006年6月15日 第2335号 <3面> |
オスカーシャム3増強を承認 スウェーデンスウェーデン政府はこのほど、OKG社が今年1月に申請していたオスカーシャム3号機(BWR、120万5,000kW)の出力増強計画を承認した。10億スウェーデンクローナ(約156億円)を投じて、2008年から改造工事に着手する。 オスカーシャム発電所の運転者であるOKG社によると、3号機の出力を145万kWまで増強する計画で、同機の年間発電電力量は90億kWhから110億kWhに増大する見込みだ。原子炉系統はウェスチングハウス社が、タービン系統などはアルストム社が改造工事を請け負う。 なお政府は、今回の決定と同時に、同3号機の保安対策の強化を求めた環境裁判所の勧告を「既存の保安対策で十分」と却下している。 |