[原子力産業新聞] 2006年7月6日 第2338号 <1面>

新体制で初の理事会 常務理事に石塚氏、八束氏

日本原子力産業協会は5日、今井会長新体制になってから最初の理事会を東京・港区の同協会会議室で開き、常務理事、顧問の選任、専門委員会の設置、エネルギー基本計画見直しに対する意見提出などを決めた。

常務理事には理事の中から、石塚昶雄・日本原子力産業協会理事、八束浩・前関電ガス・アンド・コージェネレーション社長の2名を選任した。

専門委員会としては、事業活動に幅広い会員の意見を反映するための「会員連絡協議会」、主要会員との連携と情報共有を強化する「企画・情報委員会」、原子力発電だけでなく放射線従事者も含めた一元的な個人被ばく管理システムの基本的な考え方を取りまとめる「原子力・放射線従事者の被ばく管理システム検討委員会」、放射性物質の輸送・貯蔵に関する規制の合理化等への提言を取りまとめる「放射性物質の輸送・貯蔵に係る専門委員会」の設置を決めた。

また、政府が進めているエネルギー基本計画の見直しに対する提言と、2007年度政府予算編成にあたっての要望を提出することを了承した。

石塚 昶雄氏(いしづか・のぶお)68年早稲田大学第一法学部卒、日本原子力産業会議入社、開発部長、事務局次長兼海外業務部長を経て、00年理事・事務局長兼情報調査本部マネージャー。04年常務理事・事務局長、06年4月常務理事。62歳。

八束 浩氏(やつづか・ひろし)67年京都大学法学部卒、関西電力入社、原子燃料部次長、副支配人購買室燃料部長、支配人購買室(燃料)担当、支配人燃料室長を経て、01年取締役燃料室長。03年関西ガス・アンド・コージェネレーション(株)62歳。


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