[原子力産業新聞] 2006年7月13日 第2339号 <1面>

保安部会の下に基盤小委を設置

原子力安全・保安院は原子力安全研究事業について検討を加えるため、このほど原子力安全・保安部会の下に原子力安全基盤小委員会を設置した。第1回会合を今年秋に開催、その後年2回程度開き安全研究の企画、立案などに反映させる。委員長は大橋弘忠・東大院教授が務める。

保安院は安全規制に必要な技術研究を行う安全研究事業を進めているが、小委員会は必要な研究テーマ、実施体制、成果の活用などについて多角的に検討を加える。重点化すべき安全研究分野の選定をはじめ、研究成果の学協会規格や規制基準への円滑な反映、関係各機関との連携策や役割分担などがテーマとなる。原子力学会が策定した高経年化対策技術等の3分野のロードマップについて、規制への反映方策なども検討する意向。

年2回の会合は12月頃と6月頃を予定。12月頃は主に必要な安全研究のテーマ、6月頃は事業の成果などについての審議を予定している。


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