９月下旬、試験プラント起動へ　美浜３号機

関西電力は２５日、９月下旬頃から、美浜発電所３号機の試験的なプラント起動を行うと発表した。

同機は０４年８月に起きた２次系配管破損事故以来停止中だが、今年３月に国が事実上運転再開を容認し、５月には地元の福井県も運転再開を了承。これまでプラント起動に向け機器の点検等を行ってきた。

同社の計画によると、今月２９日頃から燃料を装荷、来月下旬頃から格納容器漏えい率検査を実施。９月下旬からは試験的プラント起動により出力を上昇させ、発電した状態で設備全体の健全性を確認する。１０月上旬頃には改めてプラント全体を点検するため、一旦停止する。

営業運転開始など、プラント一旦停止後の計画については点検状況により決定するとしている。