[原子力産業新聞] 2006年7月27日 第2341号 <2面> |
チェルノブイリ事故を乗り越えて20年 第20回原子力囲碁大会第20回原子力囲碁大会が7月8日、東京・市ヶ谷の日本棋院で開催された。この大会は、森一久原産副会長(当時以下同じ)、豊田正敏東電副社長、益田恭尚東芝首席技監の3氏が発起人となり、1987年に16チームの参加で第1回大会を開催。1年前の86年にチェルノブイリ事故が発生、広瀬隆氏の「危険な話」がベストセラーになるなど原子力に逆風が吹いていた。森氏によれば、世論が厳しい中で「心の支え」になればとの思いも込めた。 今回は原子力にはフォローの風が吹き始めている中、原子力発電から放射線利用に関わる企業、研究機関、政府機関等34チーム170名と個人戦参加の20名、併せて200名近くが参加する記念大会となった。開会式では、山ア吉秀電源開発顧問からプルサーマルの進展などを含む世話人挨拶と、団体戦参加の前田建設工業の名誉会長の前田又兵衛日本棋院副理事長の祝辞と棋院改革への協力要請があった。 懇親会は、20年前にこの大会を始めた豊田正敏元日本原然社長の挨拶と工藤紀夫日本棋院理事長代行の乾杯で始まった。豊田氏からは、現役の参加を増やすため来年度からハンディ戦を導入したらとの提案も。また10月1日に青森市「青い森 アリーナ」で開催される「2006青森囲碁フェスティバル」への参加・協力依頼が青森県本部よりなされた。 【団体戦成績】 【個人戦成績】 |